ソラシェア総研が展開する次世代農家のためのプラットフォームSSF

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2023.08.10

太陽光と農業の共存「匝瑳おひさま発電所」での新たな一歩

千葉県匝瑳市。ソーラーシェアリングに関心のある人ならこの地名を耳にしたことがある人も多いはず。「ソーラーシェアリングの郷」と銘打ったこの土地は、全国でも有数のソーラーシェアリングの先進地域です。この場所に今年4月、新たに発電出力1,920kW、パネル出力2,702.8kWのソーラーシェアリング「匝瑳おひさま発電所」が誕生しました。

2023年4月22日 匝瑳おひさま発電所開所式の様子


敷地面積「64,500㎡」を誇るこの事業実施農地は、匝瑳市の大規模な耕作放棄地等を活用し営農型太陽光発電事業を行うことで、荒れ果てた畑を復活させて安定した農業運営に繋げ、雇用の増加・食料自給率の向上を目指す「地域共生型再生可能エネルギー事業」です。

また再生可能エネルギー由来の電力発電をしながら有機農業を行うことで、発電時のCO2排出量の削減及び有機農作物栽培による環境改善効果(CO2吸収効果)が見込まれ、持続可能な環境・社会の実現への貢献が期待されています。

当メディア運営会社であるソーラーシェアリング総合研究所の代表、東は「我々の目指すのは、持続可能なエネルギーの利用と地域の発展を両立させることです。この発電所は、地域の協力と新たな技術の融合によって実現しました。」とご挨拶させていただきました。

関係者の皆様(敬称略) 左から
宮下朝光 市民エネルギーちば(株)専務取締役
西 光司 (株)アグリツリー 代表取締役 ソーラーシェアリング総合研究所/共同代表
Yae 半農半歌手
平沼 光 東京財団政策研究所 研究員 博士(社会科学)
⼩髙栄⼆ (株)千葉銀⾏ 執⾏役員地⽅創⽣部⻑
河原武志 SBIエナジー(株) 代表取締役社長
藤⼭ 優⼀郎 ENEOS㈱ 常務執⾏役員
長島 彬 ソーラーシェアリング創始者/CHO技術研究所所長
徳江倫明 一般社団法人フードトラストプロジェクト代表
飯田哲也 認定NPO法人環境エネルギー政策研究所所長
椿 茂雄 市民エネルギーちば㈱共同代表 匝瑳みらい㈱代表取締役
林かおり パタゴニア日本支社ファイナンス&オペレーション・ディレクター
金子信博 福島大学農学群食農学類教授
大石英司 (株)UPDATER(旧:みんな電力(株))代表取締役 CEO
東 光弘 市民エネルギーちば(株)/(株)TERRA/(株)ソーラーシェアリング総合研究所 各代表取締役

そして先日、この設備の下での農業を担う株式会社匝瑳おひさま畑によって、初めての大豆の播種が行われました。

ソーラーシェアリングforファーマーズは、このような取り組みを通じて、再生可能エネルギーと農業の融合による持続可能な未来を提案していきます。今回の”匝瑳おひさま発電所”の成功例は、他の地域でも同様な取り組みのモデルとして広がっていくことでしょう。

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