reportレポート
取材 宝塚すみれ発電 代表取締役 井上保子
地産地消をもっと楽しむ場所へ
何もなかった土地にソーラーシェアリングができたことで、
人も集まり、地域経済の活性効果を感じています。
「ソーラーシェアリングによる地域経済の活性効果は大きい。今まで何もなかった地域に6基が立ち、発電して、新しい住人も増えているんですから」と、井上さん。
その熱意は、行政にも波及していく。嘆願書の提出や話し合いを経て、体制が少しずつ変化。宝塚市に「新エネルギー推進課」が新設され、基本条例を制定。さらに兵庫県では、地域主導型再生可能エネルギー導入促進事業が創設され、地域団体に対し技術的支援を行なっているほか、現在では3000万円まで無利子の貸付を行っている。
「自治体によって対応は異なると思いますが、諦めないで交渉してほしい。『こんな例がある』って、ここの事例を伝えてもらえたら。ノウハウを聞かれれば私たちは惜しみなくお教えしますよ。全国に広まってほしいですから」。
市民主導型のエネルギー革命は、これからも続いていく。
宝塚すみれ発電所 第4号
場所 | 兵庫県宝塚市 |
設備容量 | 46.8kW |
土地面積 | 900㎡ |
導入年月日 | 2016年4月12日 |
導入費用 | 約1700万円 |
年間の売電収入 | 約170万円 |
パネル下で育てている作物 | サツマイモ |
Information
宝塚すみれ発電所 第4号
takarazuka-sumire.com
出典:EARTH JOURNAL(アースジャーナル)vol.05
販売サイト(https://earthjournal.jp/information/33390/)
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